詩、特に韻の翻訳はは難しいと考えられており、訳すことは無理だと考える向きもいる。翻訳が難しい韻を、翻訳者はどのように訳したのかを調べる為、本研究では二人の翻訳者による訳を見る。作品は有名なマザーグースのナーサリー・ライムである。翻訳者、和田誠と谷川俊太郎である。翻訳手法を確かめる為、本研究では韻の数また韻の種類を見た。また、どのように韻を踏ませたのかも調べた。二人の翻訳者を見比べると、韻の訳し方の違いが明らかになる。韻を訳す傾向が低い谷川に比べて、和田は韻を訳す傾向が高い。